1人殺すのも2人殺すのも同じことだと思うから 9月編

(※ネタバレをいろいろ含みます。)

2013年10月1日にサークル虹猫により公開の異能力×病み・猟奇ノベル(R15)(フリーゲーム)。

えい回。えいの能力や思惑が明かされ、4月からの行動やみすずとの接触が描かれます。

無茶しやがって・・・の一言に尽きます。本編にもあった通り、長年培ってきた実績や家庭教育を背景とした高いプライドが仇となったようです。ここまで読み続けたからこそ思えることですが、遭遇しただけで勝負が決したと思える演出は面白みがあったと思います。
長らく謎であったみすずの行動の目的に、今回一定のヒントが示されましたね。これまでの行動パターンとも一致しており、社会的にいえば絶対悪としかいいようがない存在と断定できそうです。もっとも、みすずを止められる者が現れるかどうかは別問題となりそうですが。

ラスト付近では新しい人物が登場していましたね。おそらく施設長の持てる最終兵器でしょう。高い能力を持ちながらも言動にフラグが見られ、施設長もやや心配しているようです。最強クラスが4人いるとのことで、うち3人は陰暦家3姉妹だったりするのでしょうか。いずれにしても、今後にハイレベルな戦闘シーンが待っているのかもしれません。