氷菓 第7話 正体みたり

偶然ノーチェックでいた「氷菓」第7話をみました。京都アニメーションは素晴らしいですね、たいていのアニメではまず動かない箇所がアニメーションされていて、登場人物に動的に「演技する」ことが許されています。
現時点ではそれほど話題にされていないような気がしますが、メインターゲットであろう若年層はこの作品を理解するべきで、また評価するべきです。何を言いたいかというと、概念的に一段高いレベルの表現がなされているので内容を理解できない視聴者層が出る可能性があると心の片隅で懸念されるということと、一方で大多数の視聴者層から理解が得られるのであれば、おそらく今後の作品はより上質な内容を、ビジュアル面のみならず表現されるものについても期待できるということです。
若年層向けのアニメは単純なものばかりではないのだといういわば世間一般的先入観へのアンチテーゼと、視聴者のレベルが試されているというのと、もっとレベルアップしてほしいという願いが織り交ぜになったテレビシリーズだと、いま現在は思っています。
しかし、高校1年で温泉旅行とかリア充にもほどがあるというかなんというか。謎解き的要素がありながら、解明の決定的ポイントが出てから答えが語られるまでの時間がごく短時間で、見ている側にほとんど考える時間が与えられていないのはやや心残りかもしれません。