てにおはっ! 〜女の子だってホントはえっちだよ?〜

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(※ネタバレをいろいろ含みます。)

2012年7月27日にrootnuko+Hより発売の本当は女の子だってエッチに興味津々ADV(18禁)。
主人公は知的文化学研究同好会での部活動に身を寄せ、特定のヒロインとのエッチをひたすら繰り返します。

秀逸なサブタイトルの本作。ホントはえっちとは言いえて妙で、最初から女性がえっちということはまれで、特定の経験やら状況やら年齢やらさまざまな条件が複合的に満たされたときにみられるごく限定的な現象の存在を指してホントはとしているのでしょうけれど、ゲーム内では細かな過程は簡略化されて、ルートの分岐後からほぼ即時的にHシーンを楽しめるようになっています。

おまけによると合計のHシーンは56、差分枚数は1218枚に上り、スタッフの労力が計りしれません。主人公とヒロインが2人きりになることはすなわち場所を問わずしてHシーンが開始することを意味し、始まるまでの流れを予想しながら読めるのも楽しみのひとつでしょう。

作品のポイントは公式サイトに詳しく、長年積み上げられてきた数々のこだわりが凝縮された世界最先端レベルのヌキゲーと呼んで差し支えないのではないでしょうか。ここにさらに機能を加えるとするなら、「バックログで選んだ好きな行から読み直せる」機能を追加したいところです。時空に歪みが生じてしまうのかもしれませんが、バックログ中はグラフィックが見えにくくなることが多いですからね!

本作についている「Hシーン作成モード」は初心者にも扱いやすく、立ち絵の座標指定やクロスフェードの秒数指定なども可能な本格仕様。(作れる人なら)本編同様の環境でまともにショートストーリーを作れるようになっています。