キミと奇跡の白い花

Cabbit 第二弾!「キミへ贈る、ソラの花」応援中!

(※ネタバレをいろいろ含みます。)

2013年3月8日にCabbit『キミへ贈る、ソラの花』公式サイトにて公開の書き下ろしショートストーリー。

第2回人気投票で1位を獲得した雪花ちゃんにまつわる奇跡をテーマにした物語です。

ショートストーリーと言っておきながら2部仕立ての27ページで、描き下ろしイラストも複数枚と作り込まれています。

第1部は時系列的にはスタッフロールの少し手前のようです。ヤンデレで名を馳せた雪花ちゃんも、周りに障害がなければこんなに可愛いということがよくわかりますね。作中の会話や動きからすると、感覚的には雪花ちゃんは実在するとしか思えない内容です。
前から思っていたことですが、ヤンデレは相手を独占する上で障害になるものがなければ発露はしないもので、当人が相手を独占できて幸せになっているかどうかは、どの程度ヤンデレ状態になっているかがある種のバロメーターになっているのかもしれません。視点を変えていえば、ヤンデレ状態の深度は相手を引き寄せようとする引力の強さなのかもしれません。話がそれました。
前世の記憶があるというのは不思議なことで、幽霊の頃の記憶もセットとなればなおのことです。生まれ変わりには内面的なものを継承しているというイメージがあり、「あの人は〜の生まれ変わり」というとき、それが正しくないことを証明するのは難しいです。そこへもし当人には知り得ない具体的な記憶が出てきたら、奇跡と呼ぶよりほかはなさそうです。

メインヒロインはみんな登場しています。作中で第2部の人が主人公や雪花ちゃんから適度な距離感を置いていたのは、落ち着いて読めて良かったと思います。

ブログのほうに書いてありましたけど、Cabbitからヤンデレのグッズが出るとしたら、とても楽しみです。これはどこかに投書しておいた方がいいんですかね。