1人殺すのも2人殺すのも同じことだと思うから 5月編

(※ネタバレをいろいろ含みます。)

2013年3月1日にサークル虹猫により公開の異能力×病み・猟奇ノベル(R15)(フリーゲーム)。

みすずは生徒会長の立場から、6月に控える修学旅行の準備を行います。

今回はフィジカルな戦闘シーンがあり、恒例のみすず無双も含まれます。惜しげなく人が倒れていきます。久々のふとももにナイフはきっと何かの符牒に違いありませんが、その真相は不明です。

一般に用済みとなった諜報要員は消されやすいもので、さくもも例外ではなかったようです。こはるの感情を前向きに転じさせたという仕事を果たしたこと、みすずに対する調査能力を見限られたことの2つほどの要因があったとみられます。それでもあの環境で生身で5月まで生存できていたのは称賛されるべきでしょう、ラストのイラストはかわいいです。

さつきは一般論では見えにくい理由でみすずに付き従っていたようで、その意味するところは終盤の伏線になっているような気がします。くさつとつきみはこはるの遠い親戚なのでしょうか。登場時にこはるのことは話題に出ませんでしたので、陰暦家と鷺沼家の間には以前から対立関係があったということなのかもしれません。今回でこはるとはるまはついに百合展開が進みましたね。今後の2人のイチャつきっぷりが期待されます。

見たところ施設長はいくつかの物事の元凶のようですが、かといってラスボスとも思えないところがあります。それは施設が単独ではなく組織として以前から稼働しているからであり、またその名前が表している通り、仮に排除したとしても第2第3の施設長が現れることが容易に想像できるからなのかもしれません。
6月は予定通りの修学旅行となりそうです。沖猫島は長時間外界との接続が断たれる特性があるようですので、全校生徒で行けばとても楽しく遊べることでしょう。