小説

暗黒女子

双葉社 秋吉理香子(※ネタバレをいろいろ含みます。ミステリ関連を普段読まない人の感想です。)ある女子高の文学部サークルで闇鍋会が開かれ、メンバーはいつみの死をテーマに自作の作品を次々に朗読します。多額の資金をかけて造られた西洋建築の文学サロ…

隻眼の少女

文藝春秋 麻耶雄嵩※ネタバレを含みます。ミステリ関連を普段読まない人の感想です。雪の日に読むのにぴったりな一冊。寒村の因習というキーワードで思わず手に取りました。雪や巫女さんのある風景特有の凛とした空気が作中に一貫して存在しております。読み…

僕は友達が少ない(1)

MF文庫J 平坂読 イラスト:ブリキ 外出中に文庫カバーなしでこの本を読む感覚は格別。読みながらリア充めリア充めと思っていて、読み終える頃にはたと気付いた。友達がいないのではなく、少ないながらも"いる"のである、この主人公には。そしてその友達が夜空…